瞬間

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可愛い女の子が好き。 現代は素晴らしい。 インスタグラムは毎日更新される。 人類の賜物? 才能の無駄遣いかもしれない。 「…それやめな」 「え?」 フォローしてない同じクラスの女の子の写真をスクショしたところだった。 「ナニが?」 「それ、すぐスクショするとこ」 助詞の使い方なんて知らなくても今の私の世界では生きていける。 生ぬるい世界。 「えー…だって可愛いから、手元に残したくて」 「まさかプリントしてないだろうな」 「それはないよ、でもアーカイブされたら困るでしょ?貴重な表情がみれなくなっちゃう」 黒木は首を振った。
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