夏のせい

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彼と私の指が絡まって、繋がれる。 「愛してるよ、結夏。」 いつの間に、こんな極上の男になったの。 いつの間に、こんな大人な男になったの。 「……うるさい馬鹿。」 「うん、それでも結夏が好き。」 息苦しい中の接吻と、彼からの言葉に脳が蕩ける。 「……っっ…結夏…。」 「…あああっ……。」 汗も、唾液も、体温も、全部が混じって一つになる。 私の腹の上に零れた、彼の白濁の熱。 灼熱だけが最後まで私達二人を包んで離してはくれなかった。
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