ささやかな夢。

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ささやかな夢。

私の夢は 大好きなあなたが幸せになること それとね、 もう一つささやかな夢があるの それは、いつか いつの日か 本屋さんに ひっそりでいいから 私の本が置かれること そうなったらいいな そうすれば、 ずっと ず~っと 私の想いが あなたを あなたのその 優しくて綺麗で、傷つきやすい心を 護ってあげられるもの でもね そう言うと あなたは心配そうにきっとこういうの 「いつまでも一緒だよ」 あなたのその言葉が 私を 束の間でも、光のもとにいさせてくれる 私も光の子だって思わせてくれるの それとも、何言ってんのって叱ってくれる? ごめんね 私はいつも 寂しがり屋で、泣き虫で あなたを困らせてばかりいる でも、そんな私でも あなたに、ほんの少し幸せをあげられたら嬉しいんだ そしてね いつか・・・ それは、遠い先かもしれない そうだったらと嬉しいけど いつかね、その日が来たら その時は悲しくても いつかきっと 春の匂いを運ぶ風みたいに あなたの心を温めてあげられると思うから だからね 私の言葉を全部 あなたにあげたいって思うの それがね、私の幸せなんだ
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