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少女の名はいつき
私のことを世間は悪く言うが、私は魔導師だ。
名前はいつき。今は親元を離れて生活している。
悲しいことに、私にはこの猫のぬいぐるみだけが、味方だ。
だが、ただのぬいぐるみではない。
私の友、紺碧の龍 みどりが宿っている。
とても優しく、世間など気にしない、それがみどりだ。
元々、みどりは、雪山に住んでいた、その時はとても幼かったな、今では見上げるほど大きくなった。大きくなったからといえど、可愛いのは変わらない。
この世界では、龍はきゅうくつに過ごしている。だから、私は守ることにした。…私は人間だが、龍を狩る人間が憎い。
いつか、この世界に龍が、昔みたいに住みやすくなれたら…と思っている。いや、これは叶えたいことだ。
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