そして・・

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 警察からの帰り、琢磨が、 「美咲ちゃんうまく説明したね、美咲ちゃんも 罪に問われるかとひやひやしたんだけど、よかった」  ほっと息を吐く琢磨だった。 「結局奴等が納得してやったケンカだから、でも 二人の斬り合い見てたら私も気が高ぶってなんか、 一緒に参加して斬りたい気分になったわ」 「えっつ!!美咲ちゃんまで?」  驚く琢磨。 「実はあそこの廃墟の学校の裏に小さな祠があるのよ、 そこに童子切安綱の短剣を納めてるの、私がその気になったのは 安綱の短剣が人の血を求めて呼んでたのかも知れない、 斬りたい、こっちにおいでって」 思わず身を震わす琢磨だった。
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