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「何か変な顔してるよ、優。どうかしたの?」
心配そうに僕の顔を覗き込んでくる。
「ううん、何でもないよ。昔話したからちょっと感傷に浸ってるだけ。」
そう言っていたずらにキスを仕掛ける。
と言っても啄むような可愛いものだけれど。
「もうっ!!誤魔化されないからね!?」
「はいはい、僕の彼女はしっかり者だからね。」
本当に、表情豊かだ。
「雨美ちゃんに告白しないの?」
一瞬時が止まったかと思った。
「………は?」
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