幸せの1ページ

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「優!!いい加減起きてよ!!」 そう言って僕を叩き起すのは結衣だ。 「ん…うん…おきるおきる…」 生返事だけして布団にさらに潜り込む。 「起きる気配ないじゃん!!起きてってば。雨美ちゃんにチクるよ!?」 雨美ちゃん、その単語で反射的に布団から這い出た。 「起きるからそれは無しで。今の雨美ちゃん容赦ないから僕言葉の暴力受けることになる」 一気に起き上がったからなのか無意識にため息が出る。 「優は本当に雨美ちゃんに弱いねぇ…妬いちゃうなぁ?」 そう言ってニヤニヤしてる彼女を見てどうやら違うらしいと悟る。 「それ、雨美ちゃんに、じゃなくて僕に、でしょ。雨美ちゃんそんなに気に入った?」
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