1331人が本棚に入れています
本棚に追加
/87ページ
そんな中で静かに木々に隠される私と憂は、夕陽が沈んでいくのを見ていた。
私は憂の肩に頭を預けて腕を組む。
ふしだらにも私は変な気持ちになる。
カップル達がキスをしていたのを思い出すと、自分も憂と同じことがしたくなる。
「 憂ちゃん… キス、したい 」
「 いいよ 」
優しく触れる唇、ここまで来るまでに忘れていた疼きが唇を通して甦る。
あ… 私、せっかく憂ちゃんとデートしてるのに変だ。
憂と舌先が絡むとさらに私の体は熱を発する。
どうしようもなく、キスに感じて、もっと… もっと… と自分から深みを増していく。
ん… は、ん…
「 愛月… 感じてんの?」
離された唇を、返事もせずに私から憂の唇を奪った。
ヤバいよ、私… もっとキスしたいっ
もっと… たくさんしたいよ。
私がキスに夢中になっていると、憂の手が上着のボタンを外して、服の上から胸を触る。
んっ!?
服の上からなのに、一部分にだけ憂が刺激を加えてくる。
最初のコメントを投稿しよう!