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午後の仕事はお休みで、川で午前中の洗濯仕事を片付けていた所、午後を一緒に過ごす予定のスリフが川まで来てくれて、それを狙ったようにリンソン王子たちがやってきた。
他には助けを求められない状況で、リラはスリフを下がらせて立ちはだかる。
「今日は良い知らせがあるぞ。俺の王位継承の日取りが決まったんだ。スリフには俺から直接伝えてやろうと思って来たんだが、リラもいてちょうど良かった」
「日取りが決まって良かったわね。それじゃ、用が終わったならとっとと帰りなさいよ」
リンソン王子の言葉にリラは悪態で返すが、とうとう王位が継承されるという話に動揺し、更には王子の少し後ろで自分に笑みを向けているゲノルが気になって注意が逸れる。
「リラも、いい加減素直になれよ」
「……え?」
「リラ!」
気づいた時にはリラは腕を掴まれ、リンソン王子に抱き寄せられそうになっていたが、その直後ゲノルに蹴り飛ばされて川に落ちた。
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