城之内と朧依

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城之内と朧依

本編のご愛読誠にありがとうございました!! そして、やっぱり書かずにはいられませんでした…。二人のその後、続きます。R18につき、ご了承頂ける読者様のみお越し下さいませ。 白川(しらかわ)朧依(るい) オメガ。色白、やせ型、身長は175センチ。美人だけど表情があまり変わらないないので、無愛想、冷淡、とよく言われる。 生真面目で努力家。ゼミや会社の仲間は、研究のために徹夜を続けてボロ雑巾のようになっても淡々と頑張り続ける朧依を見ているので、綺麗なお嫁さん候補というより根性のある大事な仲間だと思っている。三徹明け、ラボの窓から朝焼けを眺めていたとき、城之内は「寝癖が付いても、クマができても、白川の神々しさは変わらないなぁ。ありがたや」と心の中で拝んでいたが、朧依は「白馬に乗った王子様が入口まで迎えに来て、『今日も頑張ったね。いつも頑張る朧依が好きだよ』とか言ってくれないかなぁ」とか、化粧水の妖精が喜んびそうなことをぼんやり考えていた。 城之内(じょうのうち) アルファ。大規模な医療法人を営む一族の三男坊。周りはみんなお医者様か施設等の経営者という中で、研究職に進んだ変わり種。好きな人の前では王子様のようにかっこよく振る舞いたい。実際にそうできる、と言いたいのだが、同僚時代の朧依はなぜか王子たるもの乗馬ができて当たり前と思っており、まったく靡いてくれなかった。その後、城之内は流鏑馬(やぶさめ)に出られるほどになっている。
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