この先

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遥香にされたこと、 ひとつひとつを思い出すと、 顔から火が出る。 でも僕は、 振り返りはしなかった。 遥香の気持ちを受け入れて、 ひとつに繋がれた今・・・ 僕には恐れるものなど何も無い。 そう感じることが出来た。 欲望がどんどん、 大きくなっていく。 毎日毎日どんどん・・・ 遥香の全てを愛している。 そして彼も僕のことを愛してくれる。 言葉だけじゃ無く、 行動で示してくれる。 僕は段々と、 大胆になっていった。 彼のくれる愛情を糧に自信に繋げ・・・ この夏休みは、 とても充実した、 心から楽しいと思える毎日だった。 もっと交わりたい・・・ 僕の欲望はどんどん強くなっていく・・・ こんないやらしい僕、 彼に嫌われないだろうか・・・ 遥香は、 バイトに通って居た。 コンビニのバイトだ。 僕は・・・ 僕にはバイトは無理だ。 幸い、 実家から相応の仕送りをして貰ってたから、 バイトはしないで済んだ。 でも遥香は・・・ 彼は普通の大学生で、 普通の大学生と言えば、 バイトバイトの毎日で・・・ 夏休みの内、 月水金、 バイトの予定を入れていた。 その間、 僕は寂しい。 ひとりぽっちの時は、 感じなかった寂しさ・・・ 全然平気だったのに一人でも・・・
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