第一章 美形な精神科医

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……やっぱりあの美形な医師にとっては、私とのことなんて一夜限りの遊びにすぎなかったんだろうと感じた。 ただ、今後もまだ何かあると思わせるようなあの台詞── 『……今夜は、ここまでにしといてあげますよ…』 気にかかると言えば、それくらいだったけれど、 その言葉さえもただの思いつきで、口にしたのにすぎないのかもしれなかった。 そう思えるほどに政宗医師は、私になんか全く無関心なように見えた……。
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