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＊人物紹介＊
※人物紹介はネタバレを含みます故、お好みでない方はご遠慮下さいまし。
■神尾陸（人間）
一人称・僕
身長160センチ。小柄
十八歳
亜麻色の柔らかい髪。亜麻色の大きな瞳。色白。華奢。おへその一センチほど上部に五枚の花びらの桜の紋様がある。
予言の刻に生まれた神に魅入られた『桜の神子』
十八歳になると迎えが来ると言われていた。神尾神社の祖父母の元で育った。
人には見えないモノを視、聞こえないモノが聴こえる。
明るく健気に生きる優しい子。女の子と見間違えるほどの可愛くて美人さん。
ガチガチの貞操観念。正義感強い。思い込みが激しい。自分のためより誰かのために行動する。必要とされたい。
『桜神の加護』は誰かを護る時にしか発動しない。
料理が得意。祖母のみつさんに仕込まれて女子力高め。
士狼（シロ）が大好き。十五年間いつも一緒に寝ていたので独りで眠れない。シロ（狼の方）廃。
『桜の神子を喰らわば百年長生きし、精を喰らわば若返り、嫁に貰わば一族は千年栄える』と言われているため、あやかしたちに狙われ続ける。
『孕ませると一族は千年栄える』『体液であやかしの妖力が回復する』ため、常に貞操の危機。
■士狼（犬神）
一人称・俺
身長183センチ
桜神界の四妖の一妖
武器／太刀
能力名／白焔［白い焔を纏った太刀で斬った敵を灰にする］
キメ台詞『灰燼に帰せ。白焔』
犬神。大口真神。大神
人型は、切れ長の銀の瞳とふわりとした白い長髪。ケモミミとフサフサのシッポあり。毛並みは全て真っ白。
低くて艶やかな美声。
左肩に己にかけた呪縛、ツタの紋様の名残がある。
空を飛ぶ大きなワンコになれる。満月の晩だけ獣人化できる。
桜神である『桜の爺さん』に直接会えるのは士狼だけ。桜神の御使いであり白狼族の最後の生き残り。
三歳の陸と出逢い嫁に貰う『約束』をする。
人の世では『シロ』と呼ばれ、白い狼の姿で十五年間陸の側で怪異から護り続けてきた。
陸、至高主義。超溺愛。嫉妬深い。絶倫。
満月の晩は、嗅覚が冴え渡り匂いで思考まで読める。
唾液には治癒作用と催淫作用がある。
■鴉（鴉天狗）
一人称・俺
身長187センチ
桜神界の四妖の一妖
武器／銀の錫杖
能力名／黒疾風［青黒い疾風を纏った錫杖で敵を薙ぎ倒し屠る］
キメ台詞『未公開』
士狼の屋敷にいる古くからの仲間。
鴉の濡れ羽色を連想させるような見事な黒髪と青味がかった黒い眼。
大きな両翼は青や緑などの光沢を帯びた艶やかな黒。
イケボ。細マッチョ。ハイカラな袴姿。
悪そうなイケメン。チャラい。巨乳好き。
士狼の屋敷に大抵いる。かなり自由。
割と仲間想い。陸の祖父宗一郎と仲良し。
人の世の流行りに敏感。横文字大好き。
好物は陸が作った唐揚げ。
■百鬼（赤鬼）
一人称・俺様
身長188センチ
桜神界の四妖の一妖
武器／金棒
能力名／灼紅雷［紅い稲妻を纏った灼熱の金棒で敵を滅する］
キメ台詞『灼熱に滅せよ。灼紅雷』
鬼族の頭領。
横髪が長く襟足がスッキリした赤髪。
緋色の鋭い眼光。強面のイケメン。立派な黒い角が前頭部に二本生えている。筋肉質で体格が良い。爪は長くて黒い。
ある目的で陸を狙う。現在は洞窟に数人の仲間と住んでいる。
乱暴な俺様気質。粗野で凶暴で恐れられている。ドスの利いたイケボ。弟の桃鬼には甘い。
■山吹鬼（黄鬼）
一人称・私
身長185センチ
百鬼の配下。鬼族
ガッチリした体格。二本の角に獅子のたてがみのようなフサフサの黄色い髪。太い眉毛。細い垂れ目。瞳は琥珀。落ち着いた大人キャラ。
蒼鬼に惚れている。
■蒼鬼（青鬼）
一人称・オレ
身長176センチ。鬼の中では小柄
百鬼の配下。鬼族
血気盛んなやんちゃキャラ。じっとしていられない。意外と情に脆い。
二本の角に青い短髪。青い瞳。
いつも山吹鬼と一緒にいるが山吹鬼の気持ちには気づいていない。
山吹鬼には『アオ』と呼ばれている。
■桃鬼（桃色の鬼）
一人称・ボク
百鬼の弟。まだ少年。
瞳は大きくて垂れ目。桃色。
髪はふわっとした桃色。
明るくて甘えん坊、すぐ「兄様～！」とハグする。
小さい角が二本。
身長は、ハグしたら陸の胸のあたりに顔。百鬼の腰あたりに顔。
《成長後》
身長170センチ
二本の角は伸びる。
中性的なしっとりとした声。
桃色のふわっとロングは背を覆う長さ。
百鬼兄様に恋をしている。
手から鎖のトゲトゲつきの鉄球を出して戦う。
冷静で素早くしなやかな攻撃。
メッチャ強い。腹筋割れてる。瑞々しいイケメンボーイ。陸と仲良しになる。
■黒鬼（黒鬼）
一人称・オレ
身長200センチ。巨体
モジャモジャ頭に黄色い角が一本。黒い肌。大きな金棒を持ってる。
絵に描いたような悪い鬼。一つ角の一族。
火鳥の血を浴びて不老不死になり百鬼を倒して四妖の座を手に入れようと企んでいたが桃鬼に完敗して軍門に降る。
■火鳥
普段は桃源郷に棲んでいる。
満月の晩にその血を浴びると不老不死になると言われており、人間やあやかしに狙われてきた。
雌は真っ白い孔雀に似た美しい鳥。瞳は緑色。
雄は巨大化できて炎に包まれた姿になれる。
■ぶん太（妖狸）
一人称・私
茶釜を背負った二頭身のタヌキ
分福茶釜（ぶんぶくちゃがま）
『なんですとぉ――!?』が口癖の士狼のお付き。
テンションが上がると日の丸の扇子を出す。
おはぎは粒あん派。陸の手作りおはぎを楽しみにしている。
短時間なら人型になれる。
《人型》
身長168センチ。小柄
ツヤっとした黒髪の上に茶色い丸いケモミミ。お尻にシマシマの大きなふっくらしたシッポを生やしている。大きな瞳は垂れ目。
カワイイ系の男の子。茶釜はなくなる。ゴンにからかわれてはよくムキになる。ゴンの好意には全く気づいていない。
■ゴン（妖狐）
一人称・オレ
頭に欠けた緑の葉っぱをのせた袴姿の二頭身のキツネ。
士狼のお付きの座を狙っていていつもぶん太に嫌がらせをしにくる。
おはぎはこし餡派だが、好物はいなり寿司。
短時間なら人型になれる。
《人型》
身長180センチ。
茶髪のバサバサの長めの髪。頭に三角のケモミミ。つり目。大きな口にギザギザの歯でぶん太をからかってはケケケと笑う。
背にはフサフサのキツネ色のシッポが五本。九尾を目指して修行中の妖狐。
好きな子はいじめたい残念な雰囲気イケメン。
■ユキ（雪女）
一人称・あたし
身長140センチ。三百歳超えている
雪女。士狼の屋敷にいる古くからの仲間。
鈴を転がすようなカワイイ声。
氷菓子のような肩までの髪。水色の大きな瞳のカワイイ子。
氷の結晶が舞っている。水浅葱色の着物を着ていてふわっと飛んだり出来る。
陸とすごく仲良し。よく料理のお手伝いをしている。
鴉とは長いつき合い。気軽なケンカ仲間。
■桜神様（桜神界を統べる神様）
一人称・ワシ
陸は『一寸爺ちゃん』と呼んでいる。
一寸法師のようにお椀に乗って移動する。
烏帽子を被り、お内裏様のような衣装を着ている。白くて長いお髭を赤いリボンで結んでいる。
士狼と陸にしか視えない。
気難しいので有名だが、陸にとってはカワイイお爺ちゃん。
■宗一郎
一人称・私
陸の祖父。陸の育ての親
神尾神社の宮司。標準語。クール
表に出さないが妻をすごく愛していたため、先立たれてから無口になった。
神尾家の屋敷に結界を張って幼い頃から陸を護ってきた。
50代後半のイケオジ。弓使い。
■みつ
一人称・あたし
陸の祖母。陸の育ての親
京都なまりの美人さん。宗一郎の押しかけ女房。霊感強い。
陸を生贄で終わらせないために、男の子でも神様に見初めて貰えるように美意識高く育てた。
陸が家事全般、特に料理が得意なのはみつさんのおかげ。
三年前に癌で亡くなった。
みつさんの部屋には陸が幼い頃に描いた絵や工作、二桁に及ぶ写真アルバムなどの『陸ちゃんお宝コレクション』がある。
陸を愛情いっぱいに可愛がって育てた。
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