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海は昨日と同じ時刻の電車、同じ車両に乗り込んだ。
今日は、あのキモいおっさんを、痴漢として吊るし上げてやる!
そんな風に、息まいて待っていた。
そこへ、背後に密着してくる人間がいる。
「やっぱり来てくれたんだね。おじさん、待ってたよ」
(き、来たッ!)
背後の男は、早々に海のスカートをめくり上げている。
「きみを待ってたら、おじさんこんなになっちゃった」
すばやくトランクスを下げ、男は海の双丘の谷間に勃ち上がったものを押し当てて来た。
「……やッ」
ずるりずるりと、男が谷間を擦り上げる。
「やッ。いやだぁ……ッ」
痴漢です、と大声を上げるつもりだったのに。
だのに、喉を通る声は弱弱しい。
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