永亮と僕とサッカーと

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 こんな痴漢の言うことに、耳を傾けちゃダメだ。  身を預けちゃダメだ。  僕は、レイプされかけてるんだぞ!?     でも、気持ちいい。  どうしようもないくらい、息が上がる。  もう、どうなってもいいくらい、身体が火照ってる。  相反する海の気持ちが戦う中、男が耳元で囁いた。 「ね、挿れてもいい? もっと気持ちよくなるよ?」 「……ッ!」  海を正気に戻したのは、男の臭い息だった。  こんな男に、許しちゃダメだ! 「嫌、だ。や、めろッ!」  
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