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いい?よく聞いて。
あなたは特別なの。
ううん、そんなことない。本当のことよ。
誰にもないものをあなたは持ってるの。
それは何かって?……今はまだ教えられない。
もう少し大きくなったら教えてあげる。
秘密を知っていいのは二人だけ。
あなたと、もう一人。
ここにいない誰か。
もう一人が誰なのかは、大きくなったあなたが知ってるわ。
あなた達だけのものなのに、秘密を知られてしまった……
将来、特別な存在のあなたを利用しようとする人が出てくる。
私達が全てをかけてあなたを守る。けど、もし―――
―――でも心配しなくていいからね。
もう一人が現れるまで、お母様が魔法をかけてあげる。
いいわね?それまでは何があっても魔法は解けない。
ふふ、それくらいお母様はすごい魔法使いなのよ。
お母様があなたに魔法をかけたことは魔法が解けるまで言ってはダメよ?
大丈夫、魔法が解けるまであなたは忘れるの。
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