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残った三人の間でもちょっとしたもめごとが起こりました。
キラキラさんがキラキラじゃらじゃらちゃりちゃりペラペラとメイドオブザサンに向かって青春全開に走り出したのです。
あげくにメイドさんの腕をガチャガチャと掴みました。
さすがにメイドさんもにこにこしているわけにもいかず、かといって雇い主の息子に対して強く出るわけにもいかず、隠れられる雲を探して目を泳がせました。
もちろんこの場にいるのは手袋さんしかいません。
手袋さんも見逃す気はないらしく、キラキラさんに近づくと、メイドさんの腕を掴んでいるキラキラさんのキラキラした手首の腕輪を掴みました。
手袋さんは生真面目な顔をしてキラキラさんを注意しますが、腕輪を掴んでいる手袋に力が入るのは抑えられませんでした。
キラキラさんは腕が痛かったらしく、手袋さんの手袋を振り払うと、暴言を吐いて全身から音を撒き散らしながら食堂を出ました。
二人になったところでメイドさんは、太陽光線全開で手袋さんの手を取ってお礼を言いました。眩しいです。
その際にメイドさんは手袋に気付いて疑問を覚えます。
手袋さんは潔癖症なだけだと言って、笑いながら手袋を片方だけ脱ぎました。
メイドさんはちょっと笑ってまたしても太陽光線を発射。
手袋さんはそろそろ熱中症を危惧したのか、客室に戻ると言ってメイドさんから離れました。
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