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本作はフーダニットです。意味は、『誰がそれをしたか』。
いわゆる犯人当て小説のことです。
文体について。
会話文ではないこの文のことを地の文と言いますが、その地の文において一人の主観的な視点によって語られる文体を、一人称と言います。
えーと、要するに、『僕』とか『私』とか言ってるやつです。僕は両方とも使うタイプですが、『俺』は使わないタイプなので、俺様系にはなれない運命にあります。
S方面に舵を切るべきかM方面に行くべきかについての結論はまだ出ていませんが、その方向性を決めておいたほうがいろいろわかりやすくなっていいような気もする反面、選択肢が狭まってしまうことにより機会が失われるんじゃないかという不安もあり、結論を出せずにいます。が、それは今回のお話とはまったく関係ありません。
……そして、物語の登場人物ではない、全てを知っている者の視点が、三人称と言います。この場合、人物の表記は基本的には主人公でも、個人名、『彼』、『彼女』などになります。
本作は私の視点による一人称ですが、一人称視点において発生し得る、事実の誤認や思い込みなどによる誤りは存在しません。
もちろん僕は嘘もつきませんよ。僕ほど清廉潔白な存在はいないですから。……と、自負してますから。嘘じゃないですから。
少なくとも事件とか推理に影響するような嘘はつきません。そういうルールです。
……また、前回と同じように、本作には皆様の現実と異なる概念は存在しません。
それでは次に、今回の事件の舞台について。
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