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「こんなボクだけど、もう、2度と戻れないよ?」
「戻れなくても、いいわよ。そのつもりで来たんだもの。」
「本当にボクが好き?ボクは、先に奥さんが、死ぬことを経験していて、もうそんな思いしたくないんだけど。」
「そう、言うと思ったし、私が貴方と結婚しても、やっぱり、先に逝くから、あなたを悲しませてしまうと思う。だけどね、私は、生きてる間、あなたを好き、愛してるって、あなたに伝えきって、あの世に逝くわ。」
「すごいね。君って。」
彼は、優しく私を抱きしめた。
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