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道端に落ちている石が一般人だとすると、君はダイヤモンドと言ったところか。何よりも美しく、しかし、いつでも深遠な孤独を纏っている。
ダイヤモンドは所有するのではなく、太陽の下で、そのままの形で輝いているのが、正しい在り方だと気付いた。
誰かの飾りではなく、強い意志を持って、眩しい光を放つこと。
その光を見た人は様々な思いを抱くに違いない。
希望を見る者や、夢を見る者。挫折したり、嫉妬したり、苦しい思いをする者だって、いるかもしれない。それこそまさに、君の望みだろう。
僕は、君から放たれる光の全てを見届ようと思う。
乃亜、分かるよね。これは、優しさや同情なんかじゃない。僕を証明する為の、君への、挑戦だ。
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