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好き勝手に生きてきた自分だが、ウルに出会ってから比較的落ち着いたのだ。
自分に何かあったらウルはどうなる、それを考えたら無茶はできない。
喧嘩はやめ、族は引き継ぎを済ませて抜けて、学校をサボるのもやめて普通に行くようにした。
女遊びは、当時の彼女に「ウーパールーパーの唐揚げって美味しいんだって」と言われてから、その彼女には誠心誠意謝罪をして一切をやめた。
自分の行いが故にウルが唐揚げになるなんて恐ろしさを前に女遊びなんてできるはずが無い。
ちなみにその彼女とは円満に別れたが、私ならウーパールーパーごと受け入れてあげれるからいつでも連絡してね。と言われている。
多分俺が裏切りさえしなげれば言葉通りなのだろうが、正直いつウルが唐揚げにされるかと考えたら怖すぎるので寄りを戻す事は考えていない。
兎に角、俺はウルを溺愛している。
今後誰かと付き合うならウルを可愛がってくれる人じゃないと無理な上に、今はウル第一なので余所見をする暇はない。
毎日開いた時間はウルを眺めて過ごすのが楽しみなのに、それをあの転入生が来て馬鹿どもが仕事をしなくなってから中々時間が取れない。
生徒会に篭りきりで自室に帰れないか、仮に帰っても眺められる時間は数分だ。
こうして久々にゆっくり眺めてられるのも園生のおかげだと思うと、感謝しかない。ありがとう、そしてありがとう。
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