八.

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 静かに車が止まる。あと少しで紺之宮家……というところだけど、近くには小さな公園があるくらいで、人通りは少ない。 「……えっと……」  私は期待するような、少し怖いような、複雑な気持ちでシートベルトをしめたまま横にいる紫王さんを見る。
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