八.
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紫王さんは待ってましたとばかりにほほえんで、いいよと言った。 そのあとの数分間は、初めてとは思えないことの連続で。 紺之宮家に着く頃には、私はすっかり、のぼせてしまっていた。 「大丈夫かい?」 「うん……、すごくて……」
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