九.

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「俺のこと好きでしょ?」 「……うん」 「ならキスも当たり前」 「これは不倫です」  そう、禁断の恋。許されないはずの甘い時間は、もう終わりにしなければいけない。  だから私はそう言ったのに。 「不倫って……」  紫王さんは呆れたように笑った。  そんな顔、今まで見たことがない。
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