十.

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「……柚菜さん。あとで聞きます。今は、行きましょう。そこのクズはほっといて」 「おい」 「クズじゃなかったらなんですか? そんなに性欲がありあまってるなら風俗にでも行っててください」  紫王さんの睨みにもひるまず、平気で言い返した眞王さんは私の左手を優しくひっぱった。 「おま……チッ」  紫王さんはそれ以上何も言わず、車に戻っていった。 ◇
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