十.

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「良かった。来月のクリスマスも、絶対あけておいてくださいね」 「何かあるんですか?」 「クリスマスですから、プレゼントが。柚菜さんが受け取ってくれるといいのですが」  眞王さんがなぜか嬉しそうに笑う。  私が、彼が渡す予定のものを受け取ると確信しているようだった。  何かは分からないけど、受け取りたいとおもう。こんなふうに笑ってくれるのなら。
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