四.

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 好奇心から開こうとしら、表紙に紫王さんが手を置いた。  ……開けない、んですけど。  そう思って、紫王さんの顔を見上げる。 「帰ってからじっくり見てくれ。蜜紀さんにも聞いて」 「……はい」  そうだ。これは結婚のお祝いなのだから、お母さんチェックも当然入る。  仕方ない、と私はうなずいた。
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