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「紅季!! 紅季どこだオラ!!!」
私がそう叫ぶと、名前を呼ばれた紅季さんがすっ飛んできた。
「姐さんお呼びですか!」
スリッパもはかず靴下でドタドタと走って。
「眞王さんの前にある料理、紅季にあげる」
「えっ、いいんすか! あれ超高い素材使ってるやつっすよ!」
「いいよ。私、もう帰るから。もったいないから食べといて」
「……了解っす!」
紅季さんもいい人だ。空気を読んで、深いところまでつっこんでこない。
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