六.

4/17
前へ
/156ページ
次へ
 仮にも紺之宮家の当主だ。この業界では珍しく男性が当主ということで、一目置かれているってお母さんからも聞いている。  そんな人を、もしさっきのまま殴っていたら、さすがにお母さんにひどくしぼられていたに違いない。 「……紅季がね。料理を食べていて」 「……、食べていいと言いました。怒らないでください」
/156ページ

最初のコメントを投稿しよう!

94人が本棚に入れています
本棚に追加