七.
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「構いませんよ。柚菜さんが、決めたことは覆さない人であること、よく知っています」 柚菜さんが、三歳のとき。 母親にすら泣きわめき父親である人をも拒絶したのに、私には興味を抱いたようで、泣かずにそばにいたこと。 それが、許嫁となる理由だった。 私は、いいですかと聞かれて、はいと答えた。 いいえ、という選択肢はない。
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