七.

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 口にいれてもごもごして、まるでハムスターだ。 「紅季、急がなくていいから。ゆっくり食べなさい」 「んぐ、はいっす!」  ステーキをのみこんで元気よく返事をする。  紅季がいてくれて良かった。少しは、和む。 「……柚菜様にお伝えいたします。でも、もし拒否されたら……その日は、こちらに誰も来ませんが、いいですか」
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