ゆうしゃのものがたり

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蹴り飛ばされた石はコロコロと勢いよく転がっていった。 ぼくは転がっていった石の後をテクテクと歩いていく。 そして石のもとにたどり着いたらまた石を蹴り飛ばす。 拠点に帰るまでひたすらこれを繰り返して行くのだ。 そうしていくぶんか進んだ所でぼくは足を止めた。 第1の関門に着いたのだ。 拠点に帰るまでにはいくつか関門を乗り越えなくてはいけない。 ここがその1つ目。 名付けて「毒の川」だ。 道幅が狭く、道の左側は崖になっていてその下には成分の80%が毒で構成された恐ろしい川が流れているのだ。 ぼくも石も落ちてしまえばひとたまりもないだろうね。
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