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僕を横抱きにしたまま、ソファーに座るとどこかに電話を掛けはじめる。
「あ、もしもし、俺だ。今、ごはんを食べにカフェに来てるんだけど、途中で崎原冬華を拾ったから、帰りが遅くなる。時間?・・・あと1時間後くらい。悪いけど、崎原冬華のお父様に連絡してもらえる?・・・・ありがとう。じゃあ、あとはよろしく」
電話を切るとちょうど飲み物が運ばれてきた。
「今日のランチのコーヒーとアイスココアをお持ちしました。店長の私から、お嬢さんにはプリンを」
”お嬢さん”なんてここにはいないけど?
「店長、こう見えてもこの子は男ですよ」
「おや、それは失礼いたしました。最近は女の子の制服がズボンのが珍しくないので、女の子かと」
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