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「お前には教えない。そろそろ行こうか」
高校最後の教室に向かうとすでに泣いている人が数名・・・・・。
まだ卒業式があるのに・・・。
「あの、宇田川君、少しいいかな?」
声をかけてきたのはクラスでも美人と評判の子。
俺は朱璃の方が可愛いと思うけど。
「いいよ」
「じゃあ、少し移動してもいい?」
「わかった」
人気のないところにつくと彼女から告白される。
「ごめん。俺は好きな人がいて応えられない」
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