僕の願いは 2

僕は、ダメですか？

「どこか、悪かったの？」

「いや、そういうわけではない」

「最近、両性とわかったから知識が足りていないだろ？だから、基礎知識も教えながら説明をするんだ」

先生、優しいな。

「よろしくお願いします！先生」

「じゃあ、そろそろ病院に戻るか」

そう言うと、先生はお会計を済ませていたらしくスタスタと店を出る。

「またのお越しをお待ちしております」

店長さんが言い終わると同時に、お店のドアが閉まった。