夢
1/1
読書設定
目次
前ページへ
次ページへ
15人が本棚に入れています
本棚に追加
/
9ページ
夢
「待っている」と、その人は言う。 長い髪を持った美しいヒトである。 裸体であったが、男なのか、女なのかは分からなかった。 前々から、それこそ、物心がついた時分から、ノズチが時折見る夢だ。 その人は、ノズチの首筋から肩にかけてを指の爪の先でツウッとなぞる。 爪の触れた後には、肌に赤い線が描かれる。うっすらと血が滲む。 その人は、それを見て微笑む。 夢はいつもそれだけだ。
/
9ページ
最初のコメントを投稿しよう!
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
本棚追加
15
スターで応援
129
スターを送って 応援しよう!
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!