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 過激な者になると、奴隷の男を性の道具にするべく念のため男が反逆しないように男の四肢を切断した上でぺ〇スをしごいたり、フェ〇チオしたりして勃起させて楽しみ、更には射精させて楽しみ、時にはぺ〇スを勃起させた後、バ〇ナに挿入して自ら腰をいやらしく動かして快楽に浸っていた。  いやはや、女という者は男社会では慎ましくなるものだが、女社会となれば本性を発揮してこうもなってしまうのだ。恐ろしや恐ろしや・・・で、こんな話がある。からりと晴れ渡った真夏の或る日、コーカサス地方の南側に面したアナトリア領内の畑を農耕民族の男が子鹿を連れた息子に見守られながら耕していると、葦毛の馬に乗ったアマゾーン族の親子が諾足で駆けながらやって来た。見ると、二人とも腰に布を巻いているだけでほとんど裸で母親はアマゾーン族の証であるように右の乳房を切除してあり右胸に包帯が宛がわれている。二人とも美しく娘は10歳くらい、一方、母親は30前後といったところで自分の美しさに惑わされ、思わず見入ってしまった男目掛けて投げ縄を放ち、見事に捕らえて馬を駆り出した。  すると、横倒しになって引き摺られて行く男を息子は泣きながら追っかけ、子鹿は息子を追っかけた。  アマゾーンの母が男を生かして持ち帰る為、並足と諾足の中間くらいの速度で進んで行くと、息子は少年ながら十分な速さで走ることが出来たので目標を見失わずに追っかけ、遠目にアマゾーンが家に入るのを見届けた。やがて追いついた子鹿と息子はアマゾーンの家に行き、柵越しに中を覗いていると、娘が気づいて後ろ手しながら柵の前にやって来た。 「お前、親父を返して欲しいんだろ」 「そ、そうだ」と息子は答えながら娘の美しさに見惚れてしまった。 「なら子鹿をあたいにおくれよ」 「えっ」 「くれたらあたいがママに頼んで親父を返してやるよ」 「ほ、ほんとか」 「ああ」  息子は親とはぐれた子鹿を見つけて以来、大事に可愛がって飼って来ただけに勿論、手放したくなかったが、背に腹は代えられぬと娘に渡すことにした。  子鹿のつぶらな瞳が可愛らしければ、娘の目も可愛らしい。だから娘も小鹿を気に入ったんだろうと息子は思いながら柵の間から子鹿を中に入れた。人懐っこい子鹿は娘も信頼しているようだったが、娘は後ろ手していた片腕を振り上げた。手には隠し持っていた斧が・・・まさかと息子が思った次の瞬間、勢いよく振り下ろされた斧によって子鹿は悲痛な呻き声を発すと同時に首から血潮を吹き上げ、ぶっ倒れた。  その途端、「アッハッハ!」と娘は鬼畜よろしく大笑いした。「子鹿の肉は柔らかくて美味いからね」 「な、なんて惨いことを・・・」と息子は絶句した儘、その非情な行いと美しい容姿とのギャップに驚愕し、戦慄し、哀れな子鹿に目も当てられず涙ぐんだ。 「何、泣いてんだ。これだから男は駄目なんだ」 「お、お前は血も涙もない魔女か!」 「煩い!そんなこと言うと、お前も殺すぞ!」と娘が斧を突き出しながら脅すと、息子は怯み慄いて後ずさりした。 「アッハッハ!」と娘はまた大笑いした。「親父を返して欲しくないのか!」 「ほ、欲しい。か、返してくれ!」 「返しても、もう働けないよ」 「えっ?な、何で?」 「手足がないんだから」 「えっ!?」 「手足を切り落としたんだよ。アッハッハ!」 「て、手足を切り落とした・・・」 「そうさ、お前の親父はあたいのママの性具になったのさ。だから幾らそこにいても返って来ないよ。そればかりか、お前も子鹿同様、殺されて食われるよ」 「ひ、ひえ~!」と息子は悲鳴を上げるが早いか、一目散に逃げ出してしまった。  その後、娘はこれくらいの大きさなら新鮮な内に全部食べられていいと言って子鹿の毛皮を剝いで生肉を残らずペロリと平らげたそうだ。
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