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 しかし、年を追うごとにそう安閑としていられなくなってしまった。と言うのも奴隷の男は年を取ると共に射精管閉塞筋が衰えて行き、衰弱性早漏になり、パウラより早くいきそうになることが多くなってしまったのだ。そうなると性具として使い物にならないと判断され兼ねないから奴隷の男は不安な日々を送っていた。おまけに最近では生殖器が充分発育したラウラとも性交する機会が出て来て猶更不安になるのだった。糅てて加えて不具で運動できない所為で腹の周りに脂肪がついて来てすっかり太鼓腹になってしまったのでこう思った。
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