檻
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両親は彼の顔に手を添えると、涙をこぼす。 その涙が彼の顔にそっと触れると、彼の頬をゆっくりと流れた。 まるで彼も泣いているかのようだった。 その涙を拭き取り、2人は顔を見合わせる。 しばらくの沈黙の後、硬く頷きあうと、主治医に向き直る。そして何かを呟いた。 主治医は頷くと、なにも言わず病室を後にした。 両親は再び悠人の顔を見つめる。 その表情は何かから解き放たれたかのように穏やかであった。
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