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戦争について思うこと
突然ですが『ロードエルメロイⅡ世の事件簿』というアニメを知っていますか?
その中で度々「ハウダニット」「ホワイダニット」というセリフが登場します。推理小説好きならご存知、「どのように行ったか」「なぜ行ったか」という意味です。
なぜ、戦争についてというタイトルでアニメの話をするかというと、この「ハウダニット」と「ホワイダニット」は戦争についても言えると思うからです。
現在、終戦記念日が近づくと悲惨な戦争を訴える映像が流れます。あまりの凄惨さにその映像は見ない、見たくないという人が増えているそうです。この映像たちは、戦争がどのように行われてきたかを訴える「ハウダニット」です。
このように行われてきた戦争はもうしないようにしましょう。そのための映像です。
一方で、なぜ戦争が起きてしまったか、「ホワイダニット」は重要視されていないと思います。サラエボでの皇太子暗殺、盧溝橋事件、きっかけとなる事件は知っていたとしても、「ホワイダニット」の質問に答えられる人は意外と少ないのではないでしょうか。
もちろん、「ハウダニット」で戦争の悲惨さを伝えることは大切だと思います。しかし、戦争を未然に防ぐには「ホワイダニット」も、「ハウダニット」以上に大切だと思います。
歴史は繰り返されると、よく言われます。
70年以上続けてきたこの戦争のない日本を続けるためには「ホワイダニット」、なぜ戦争が起きてしまったかを正しく知り、それを繰り返さないことが大切なのです。
終戦記念日から数日経ちましたが、最近の世界情勢が恐ろしく感じます。各国の言い分は分からなくもないですが、どうにか武力に訴えることだけはないようにと、心から願っています。
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