ゆう先生とまさかの夜

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「ん、んんっ、……ぁ」  だけどいくら言葉で拒否しても頭を遠ざけようとしても、勇星の愛撫は止まってくれない。それどころか口の中で舌はどんどん激しさを増し、まるでそれそのものを溶かすかのような動きになっていた。 「やっあ……! あぁっ、あん……ん──イッ、く、ってば……!」  こんなの、耐えられる訳がない。  俺の言葉を受けた勇星が一際強くそれを吸い上げ、その刺激に促されるまま俺は内股を痙攣させた。「あ……」体中を駆ける快楽が、咥えられたその部分に集中して行く。成すすべなく勇星の口の中で果ててしまい、しばらく何も考えられなくなった。 「はぁ、あ……はぁ……」  どうにか床に肘を立てて上体を支え、潤んだ目を「そこ」に向ける。勇星が咥えたまま俺を見て、微かに笑った。 「……ん」  たっぷりと体液の糸を残しながら、口から俺のそれを抜く勇星。芯をなくした俺自身と、快感の余韻に震える内股。  俺は手の甲で涙を拭い、勇星に聞こえないのを承知で「嘘つき」と呟いた。  口の中に含んだ俺の体液を、勇星が手のひらへと吐き出す。それをティッシュで拭いながら、何てことないように言った。 「だいぶすっきりしただろ。随分溜まってたみてえだし」 「………」 「そんな可愛い顔で睨むなって。この先はヤらねえよ、安心しろ」  安心できる要素なんて何一つない。これ自体、ある意味では一線を越えたも同様だ。  酔っていたとはいえ、どうしてこんなことに……。 「このくらい今時の連中なら誰でもやってるって。そんな重く考えるなよ音弥くん」 「で、でも……月曜からどんな顔して働けばいいか……」 「チビ共の相手してたら、どうせそんなの考える暇もないだろ」  確かに、その通りではあるけれど。 「さて、風呂入って寝るか。音弥くんもよく洗っておいた方がいいぜ」  未だ露出したままのそれを指して、勇星がにやりと笑う。 「一日かいた汗の味がした」 「っ……!」  爆発しそうなほど赤くなった俺を見て、勇星が更に笑った。
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