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この小説の文章にはこう書いてあった。
『アクアの乾いた唇を舌で舐め取るビリー。舐め取られたせいで段々とぷっくり腫れた唇が柔らかい。
その色付いた唇に翻弄されたビリーは、アクアと唇を交わす』
き、ききききき、キス!? 男性同士で!! どういうこと!!
今まで侑子が知っている物とは違い過ぎて、脳内が混乱するのもおかしくはなかった。
しかも、次のページではイラストが付いていて男性同士が抱き合いながらキスをしている。
もう、華帆はなんて物を見せているのよ・・・・・・。
もしかして、とある女子がコソッと好きなアレかもしれない。
そう思った侑子がいてもたってもいらず、茶色のカバーを丁寧に外した。
表紙を見る前に、手をひっくり返して小説の裏面を見る。裏面に書かれている文面を読んだ。
そこには『アクアが仲間と出逢う度に色んな男性から夜の営みに誘われる。アクアは現代に戻れるか!? それとも男性達の中で愛を育むのかーーー』と記載されていた。
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