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最後の1ページを読み終える頃には、心の全てが満たされていた。胸いっぱいに小説を抱き締めている。
なんて面白く心地よいジャンルなの。気持ちが熱くなり時計の針にも気を止めなかった。
初めての感覚。初めての刺激。癖になりそうで怖い程だ。
アクアは結局、ボスを倒す前に色んな男性に抱かれてしまった。最後にボスを倒し、恋人として選ばれたのは、魔術師のミリヤだった。
特に推しがいた訳でもないからアクアが誰と結ばれても微笑ましかった。
「おめでとう、アクア」
縁が結ばれたアクアに祝福する。
これは一刻も早く華帆に、小説の思いを乗せて伝えたい。早く明日にならないかな。
明日が待ち遠しかった。華帆ならば、他のBL小説を持っているのではないかと期待を胸に日付が変わっていく。
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