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平日の昼休みは華帆と2人でお弁当を食べるようになった。元々は他の友達とも食べていたけれど、とある物のせいか昼休みは別々で食べている。
教室で、授業やたわいの話をしていく内に侑子は食べ終えた。お弁当箱をバッグの中に仕舞うと華帆に耳打ちする。
「華帆、例の作品持ってきた?」
「うん、バッグにあるから取ってくるね」
華帆のバッグは個人ロッカーに入っているらしく、教室を出て行った。
“ 例の作品 ”とは、勿論アレだ。
華帆が続巻を持ってて良かった。楽しみだなぁ・・・・・・。
例の作品が来るまで思いを馳せていると、教室のドアから陽翔くんがこちらに近付いてきた。
なんだろう、出来ればこのタイミングで例の作品が来ませんように。
そう自分中心な考えをして焦りを見せた。
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