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斜め前のテーブルにいる男性達が気になり、陽翔くんの呼び掛けは聞こえなかった。
そのくらい侑子はBLに関して夢中という事だ。
「侑子? どうした」
何度も呼び掛けても、応答がない侑子を心配していた。顔を覗き込んでくる。
「あっ、んーん。何でもないよ」
ようやく陽翔くんに気が付いた侑子は、陽翔くんとの距離に驚くも何ともない振りをした。
そう言えば、陽翔くんって攻めと受け、どっちなんだろう。パッと見て優しく勢いがないから受けっぽいかも。
でも男らしいし身体は攻めに似合うんだよね。
つか、彼氏に向かってこういう事を考えていいのだろうか。陽翔くんは男子だと、そういう免疫というか色々知らないだろうし、男子だから抵抗が有りそう。
もし、彼女がBLの事を好きだったら嫌ったりしないのかな。ちょっぴり不安だ。
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