禁断の狂愛(4)忍び寄る狂愛

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 実際に陽翔くんが行為をするのか断定が出来ないまま、陽翔くんの家まで来た。  言われた通り両親の気配がない。  もし誰かが居たら行為をしなくても済んだのでないかと考えてしまう。  陽翔くんの部屋に入り、コップに入ったお茶を2人分だけ持ってきてくれた。テーブルに置かれたコップを持ち、お茶で喉を潤わせる。  同じように陽翔くんもお茶を飲むと、侑子をベッドの手前まで追い込んでくる。 「え? 何?」  始まるであろう前に知らないフリをして、確認を取ってみる。 「しよう。侑子、家OKしたから・・・・・・」  やっぱり家を誘ったのは、そのせいか。いくら家に行くのを許可しても、普通は行為をしないと思う。だけれどもほっとけなかった。 「分かったよ」
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