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④ボンビーガール、俺様暴君なIT社長を射止める
主人公は地方出身、高卒で憧れの東京へ出てきた。
保育補助や介護補助として働きながら、絵に書いたような貧乏生活を送っている。
友人に誘われた合コンでいつものように自虐ネタに走っていると、男性陣のひとりから辛辣な言葉を浴びる。「お前さ、何しに来たの?」
IT社長で豊洲の高層マンション所持、そしてイケメン。神から二物も三物も与えられた彼は今日の合コンの花形。
他の女子メンバーの引き立て役ばかりしている主人公に対しての皮肉(とちょっぴり同情?)
合コン終了後、二次会へ行くメンバーを見送り主人公は帰路へ。
駅と反対側に歩き出そうとしたところ、IT社長から呼び止められる。
「お前、どこ行くんだ」「歩いて帰ります。電車代節約したいので」小学校まで徒歩50分だった主人公にとっては数駅歩くくらいは当たり前。
けれど彼は自分の呼んだタクシーに同乗させてくれると言う。
「タクシーなんてもったいないです!」恐縮する主人公に彼は「もったいないで事件に巻き込まれたらどうする。万が一俺と別れた後に襲われでもしたら寝覚めが悪い」と言い、強引に乗車させる。
家を教えろと言われるが、お化け屋敷のような家を見せるのを躊躇して最寄り駅に降ろしてもらおうとする。押し問答の末、彼の家に泊めてもらうことに…
貧乏が身に染み付いた主人公と生まれた時から恵まれた生活を送ってきた彼が紡ぐ、ラブストーリー。
主人公の名前は山田花子とか田中篤子みたいな普通にいそうな名前。
4人きょうだいの3番目。実家は田舎。電車は1時間に一本くらい。
お相手は幼稚舎から私立で大学はアメリカ。大学で工学的なことを学び起業。はっきりした物言いは傲慢さを感じさせるが悪気はない。
社長/エリートは恋愛小説の王道。
こんな展開すでに1億話あるだろうなあと思いつつも、一回くらいは書いてみたい…
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