新一寸法師
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時は江戸時代、年号を元禄といった頃、尾張の国に或る若い夫婦が住んでいました。 この夫婦、子供が欲しくて欲しくてしょうがないのですが、一向に授かりませんので毎晩のように交わっていました。 そして、やっとのことで出来た子供がカナブン程の大きさだったので心底がっくりしてしまいました。 しかし、待望の子供には違いありませんから若夫婦は育てることにしたのですが、いつまで経っても体が大きくなりません。
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