リトルソング

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「呪詛は禁忌。本来は、呪詛を絶つためにその女を斬るはずだったが、そこのクソガキが全力で怨念を浄化した。残りは、俺が封じたがやはり代償は支払ったな。」 「愛理……」 奏は、目を閉じて静かに涙を流している愛理を優しく抱きしめる。 「愛理の美しい歌声が聞けなくなっても、愛理はいつまでも俺の愛する愛理だ……」 いつの間にか雨は止み、空が白み始めていた。
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