プロローグ・新たなる野望

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「成程。確かにあの補完を再び行うにしても日本を起点とした方が良いからな。それならあの男を見つけた方が早いな。でっ、もう一つの方は?」 「はい、どちらかというとこちらの方が重要でして・・・・ホーリーという科学者達が実験の際に偶然に作り出す事が出来た物質です。」 「何だそのホーリーというものは?」 「簡単に言うと精神の極みとでも言いますか・・・・。例え記憶の鍵が戻ったとしても補完の主導権はあの男、ピーターにあるのです。その補完を奪い返すためにあるのがホーリー。これは人の心理を匠に操り心理を自分の意思で抑え込めるという力があります。まぁ、これを菊間錬次という男が匠に使ったようで、ピーターはその匠な話術に翻弄された結果我々の計画は失敗に終わったのですが。あれがない限り我々は補完の主導権を奪う事は不可能です。」 「成程な。つまりそのピーターと菊間って野郎を捕まえりゃ良いんだろ?やるなら合成人間としての能力を失っている今が良い。大至急捕らえるぞ。」 「勿論そのつもりでございます。彼らの住所は掴みました。すぐに手を回しますよ。」
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